就労継続支援B型は、障がいや病気などの理由で一般企業で働くことが難しい方が、無理のないペースで作業を行いながら、社会とのつながりを持ち、自分らしく働くことを目指す福祉サービスです。
利用を希望する場合、まずは市区町村の障害福祉課や相談支援事業所に相談するところから始まります。ここでは、自分の状況や希望を伝えながら、どのような支援が受けられるかを確認します。気になる事業所があれば、見学や体験利用を申し込むこともできます。実際の作業内容や雰囲気を知ることで、自分に合った場所かどうかを判断しやすくなります。
次に、相談支援専門員と一緒に「サービス等利用計画」を作成します。これは、どんな支援が必要か、どんな目標を持っているかを整理した計画書で、受給者証の申請に必要な書類のひとつです。
その後、市区町村の窓口で「障害福祉サービス受給者証」の申請を行います。申請には、障害者手帳や医師の診断書、先ほどのサービス等利用計画などが必要です。審査を経て、受給者証が交付されるまでには通常2〜4週間ほどかかります。
受給者証が交付されたら、希望する事業所と正式に契約を結び、いよいよ利用開始となります。初日はオリエンテーションや軽作業から始まることが多く、無理のないペースで慣れていけるよう配慮されています。